ある日、人が外に出ることができなくなることを想像できますか?
外に出ることができなくなると、食料を生産することも買いに行くことも車に乗ることもできなくなってしまう。実際の世界でそんなことが起きてしまえば、必ず世界規模で混乱を起こすことでしょう。
そんな物語が映画「ラスト・デイズ」では描かれています。
ラストデイズの作品情報
タイトル:ラスト・デイズ(LAST DAYS)
上映時間:1時間42分
公開日:2013年
ラストデイズのあらすじ
ある日突然、理由もなく外に出ることを拒否する人が現れた。16歳の少年が「部屋か出ることができない」とビデオテープを残しこの世から姿を消す。「外に出ることができない」と拒む人も増え始め、拒否する人が外に出ると心臓発作を起こし、この世を去る。
それからは「外に出ることができな病気」とされ、感染していると外に出ることができない。人々は外に出ることにおびえ建物の中で暮らすようになるが、農作物や飲料水を消費尽くしてしまいお腹を空かした人間が争いを起こす。
がその中で、大事な恋人を持つ主人公は子供を妊娠した生き別れた彼女を探すべく、外に出ることができな街の地下道を使って彼女を捜し歩く。
ラストデイズの監督とキャスト
監督:デヴィッド・パストール/アレックス・パストール「フェーズ6」
キム・グティエレス「ヒドゥン・フェイス」
ホセ・コロナド「悪人に平穏なし」
レティシア・ドレラ「REC/レック3 ジェネシス」
ラストデイズの感想
映画「ラストデイズ」を見た感想を下記で紹介していますが、この先ネタバレ情報が含まれていますのでご注意ください!
始めは誰もが馬鹿げて笑う
人は自分の目で「モノ」を見ない限り信じることは難しい。そのため、「ラストデイズ」の「外に出ることができない病気」を一切信じずに馬鹿げて笑っていたシーンがあったが、現実世界でも同じようなことがあるように感じました。
映画のシーンで16歳の少年が「外に出ることができない」といった言葉が印象的で、実際にそのようなことが起きた場合は本当に当事者のみしか分かることができない謎のようにも感じました。
ラストデイズの内容は難しいものだった
ラストデイズの難しかった部分として「なぜ病気が広まっているのか?」や「どういった原因で病気になったのか?」などが不明なため、映画を見始めた時から病気の根源は何?という疑問だけが残っていました。
外に出れば心臓発作を起こす。大気汚染でもなく、宇宙人による攻撃でもなく、本当になぜ病気が蔓延しているのかを理解するのが難しかったように思います。
新しい時代は子供が作り上げる
ラストデイズの最後では、主人公と恋人の間で生まれた子供が外を自由に歩き回ることができるようになっているシーンが印象的でした。親から子へ「外を歩くことができない」という感染症の抗体を持って子供が生まれ、新しい時代の幕開けのような雰囲気を感じました。
外に出ることができずに荒れ果てた都会の街を「外を歩くことができる子供達」が解決に向けて旅立った先がさらに気になる映画ではありました。
まとめ
大人の人でも「どういうこと?」と1度見ただけではすべてを理解するのは難しいかもしれませんが、人間が追い込まれた時の姿が映像化されていて、同じようなことをしないようにと思えるシーンもありました。愛のために彼女を思い続ける気持ちを応援したくなる映画でした。